Blogけやき通信

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お願い※野鳥について※

この時期特にヒナや巣立ち雛、幼鳥の保護のお問い合わせが
毎年増えます。今年もとても多いです。

お願いですから拾わないで下さい!!!
https://www.jspb.org/hinakyosan

私達も助けたいです。可能性は低いですが、助けたら
助かることもあります。でも保護してはいけないのです。

特にツバメは渡り鳥で、皆さん見かけるようにスイスイと
速いスピードで飛び虫を捕まえます(肉食)。
常に狩りをし食べていないといけません。

一口に野鳥と言っても、ペットのインコやフィンチ類のような
生活スタイルや食性ではない種類が多いのです。

野鳥を保護して一時的に元気になっても、飛び方や
食べ物の探し方、生き方を人間が教えることはできません
成鳥なら傷病が治れば放鳥しても元気であれば生きていけますが
ヒナを保護し仮に元気に成長させられたとしても、
生き方がわからないので放したところで自分の力で生きていけず
結局生存競争の中で弱者になる可能性が高いのです。
かといってずっと保護したまま生活させるのは違法に飼育している
ことと同じです。

なので保護せず弱っている野鳥を発見した場合は、せめて安全な
場所に置いてあげてそっと立ち去って下さい。

「かわいそう」わかります。
「助けたい」助けたいです。
でもダメなのです。手を出さないで下さい。
できるだけ対策や説明をさせていただいておりますが、最終的には
自然に任せるしかないので「助けてくれないの、ひどい、かわいそう」
と思われる方がほとんどです。
保護や治療をしてあげられないので、そのような電話や相談を
いただくたびに、こちらとしても救ってあげたいのにそれが
できないので心が痛みます、辛いです。

それでもどうにかしたいともし思ってしまうのであれば、
どうか当院には連絡や問い合わせをしないで下さい。
正直毎回苦しい思いをするのは辛いです。
心よりお願い申し上げます。

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