なかなか治らない皮膚病で
お困りの方、ぜひ当院へ
皮膚科疾患はわんちゃんで特に多く、当院で力を入れている疾患の一つです。
皮膚病は一部の腫瘍を除いて命を落とす様なことはありません。
しかし、なかなか治らない皮膚病(痒み、ふけ、ニオイなど)は、動物たちにとっての不快だけではなく、
ご一緒に生活されている飼い主さまから見ても、早く苦しみから解放してあげたいと思われるでしょう。
そのような時は、是非当院に一度ご相談ください。
当院の皮膚病治療
- 飼い主さまのお言葉をよく聞くことが治療成功の近道と考えます
- まずは、今までの治療経過を詳しく教えてください。
今まで使われていた治療薬、食事、シャンプーなどの情報、血液検査結果などをご持参いただければ、診断・治療の手助けになります。
疑われる疾患を挙げ、必要な検査を提案いたします。検査結果をもとに、わかりやすく説明致します。
そして様々な治療法の中から、それぞれのメリットとデメリットにより、飼い主さまと一緒に動物たちにとって最適な方法を選択していきます。
なるべく薬の副作用を最小限にし、短期間の治療を目指しています。
かゆみのある皮膚病
- 原因から考えるやさしい治療
- かゆみを伴う皮膚病には、アトピー性皮膚炎、様々なアレルギー性皮膚炎、細菌感染、寄生虫などがあります。
現在、内服・外用ステロイド、免疫抑制剤、インターフェロンの使用、シャンプー療法によるスキンケアなど、様々な治療があります。
その選択肢から、動物たちの体と飼い主さまにいちばん優しい治療を選択していただきます。
猫に多いのですが、生活環境のストレスから症状を悪化させてしまっていることもあるため、心理面からのアプローチも行うようにしております。
外耳炎とは
外耳(耳介)から鼓膜にかけての部分、外耳道(一般的に耳の穴と呼ばれる部分)に起こる炎症で、原因を特定して内服薬や点耳薬、駆虫薬などのお薬で治療をしていきます。
ほとんどの場合はドロドロした悪臭の耳垢が出て、ひどいと耳の中から膿が出ることも…
外耳炎を放置してしまうと、嘔吐などの神経症状にまで悪化したり、耳のお掃除も痛みを伴うことがあります。
- このような症状は要注意!
- 下記のような症状は、
外耳炎の可能性があります。
- 耳をよくかいている
- 耳や顔に触られるのを嫌がる
- 耳が赤くなっている、匂うようになった
- 機嫌が悪い
- 頭をしきりに振っている
- 耳だれが出る
外耳炎になりやすい犬(一例)
日頃からのケアを
外耳炎は、細菌の感染や酵母菌(マラセチアなど)の感染、耳のケアのやりすぎで悪化させてしまうことがあります。
おうちでの日常のお手入れは、綿棒を使うと汚れを逆に押し込んでしまうこともあるので、やさしくコットンで汚れを拭取るようにしてあげてください。さらにイヤークリーナーを使ってあげると、汚れがうきやすくなるのでより効果的です。
日頃からおうちでお耳をチェックする習慣をつけておきましょう。
膿皮症とは
普段から皮膚にいるブドウ球菌などの細菌が異常に繁殖することで発症します。
この異常な繁殖は、不衛生な環境、擦り傷や噛み傷、老化、栄養不良などにより、皮膚が持っている細菌の侵入を抑える力が失われることによって起こることや、アレルギー性皮膚炎やニキビダニ症など、他の病気が引き金となって二次的に発症することもあります。
また、皮膚に合わない成分のシャンプーの使用、過度のシャンプーなどが原因になることもあります。
- このような症状は要注意!
- 下記のような症状がありましたら、
当院へご相談ください。
- 皮膚が局所的に赤くなっている
- 皮膚の表面にかさぶたができる
- 舐めすぎ・掻きすぎで脱毛がおきる
- 水疱や、ニキビのような膿疱がある
中心部の古い病変部が色素沈着で黒くなるケースもあります。
とても痒みが強く、舐めたり引っかいたりして短期間のうちに脱毛が広がっていきます。
膿皮症になりやすい犬
-
免疫力の弱い
若い犬
-
高齢の犬
-
ダックスフンド
-
ゴールデン
レトリバー
-
ジャーマン・
シェパード
-
ブルドッグ
治療方法
膿皮症の治療には毛を刈ったり、薬用シャンプーで洗ったりと、患部周辺を清潔に保つことが必要です。
必要に応じて患部への軟膏の塗布や、抗生物質の飲み薬の処方も行います。
治療は動物病院で行うだけでは完治しません。大切な動物たちのためにも、飼い主さまのご協力をお願いいたします。
かゆみのない脱毛症
- 脱毛症は場合によって命にも関わる!
- 動物の毛が抜けてしまった場合、ホルモン疾患や季節性脱毛症、免疫介在性疾患、皮膚腫瘍などが考えられており、血液検査や各種ホルモン検査、皮膚病理検査などを通してその原因を突き止めて行きます。
脱毛症は皮膚疾患ですが、命に関わるような病気が隠れている危険があります。
診療の際は皮膚だけでなく全身の症状をしっかりと把握し、隠れている病気まで発見できるように心がけております。
- 精神的な問題から起こる脱毛症もあります
- 脱毛症の原因には皮膚自体に問題がなく、ストレスなどの心理的な変化から毛細血管が収縮してしまって血行が悪くなり、毛が抜けてしまう「心因性脱毛」もあります。
心因性脱毛の原因は以下のようなことが例に挙げられます。
- 飼い主さまがあまりかまってくれなくなった
- 懐いていた人が傍からいなくなってしまった、動物を嫌う人と同居することになった
- あまり散歩に行かなくなった、外に出してもらえない
- お気に入りのものがなくなってしまった
- ご飯やトイレの場所が急に変わった
このように動物たちは小さな変化でストレスを感じてしまう、飼い主さまが思っている以上にデリケートな生き物です。
心因性脱毛の治療のためにも、ストレスや不安の原因を追求してそれを取り除いてあげましょう。
皮膚腫瘍
- 早めの受診で負担を軽減しましょう
- 皮膚腫瘍はイボのようなものを始め、悪性腫瘍のように命に関わるものまで様々な種類があります。
小さいものでしたら局所麻酔の使用のみで切除ができたり、レーザー蒸散することもできますので、動物たちに負担をかけないためにも、大きくなってしまう前にできるだけ早めに受診するようにしましょう。
皮膚病の予防方法
- 清潔に保つことが一番の予防です
- 前述したように皮膚病の原因は様々ですが、動物の身体を清潔に保つことで皮膚病になる危険性を大幅に少なくすることができます。
尿で汚れやすい下腹部、食べ物で汚れやすい口の周り、分泌物などで汚れやすい部分(陰部の周囲や内股)は常に清潔にしておきましょう。
また、全身をよくブラッシングしてあげて皮膚の風通しを良くしておきましょう。
雨に濡れたあとやシャンプー後にしっかり乾かしてあげることも大切です。
慢性化や再発が起きる
場合もあります!
皮膚病はとても厄介なことも多く、基礎疾患が存在している場合は慢性化や再発が起きることが多いです。
皮膚病の治療をしてもすぐに再発を繰り返す、あるいは治りが悪いといった場合は、基礎疾患の有無を確認しにできるだけ早く診察へ行くようにしましょう。
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